吹きガラス

吹きガラス

ふきがらす

溶けたガラスに新たな生命を吹き込む

溶けたガラスを躍らせる

江戸時代に始まった吹きガラスは、1300度前後の溶解炉で溶かしたガラスを竿の先端に巻き取り、宙で吹いたり、型に入れて吹いたりすることで出来上がります。個人では愛媛で唯一の吹きガラス工房『吹工房』の代表を務める村上さんは、大学生の頃に初めて吹きガラス製作を目の当たりにしたそうです。

「火の玉の状態のガラスを巻き取って吹いて、物ができていくことにすごく魅力を感じたんですね。こういう職人になりたいってね。」

それを機に大学を中退した村上さんは、昭和58年からガラス作家の舩木倭帆(ふなきしずほ)氏に師事。やがて独立して松山市に愛媛県初となる工房を開設、平成5年に砥部町へ移転。工房のホームページには『無作為の作為』と題した村上さんの想いが綴られており、その中に『ガラスを躍らせる』という一節があります。

「溶けたガラスを自分が躍らせているつもりなんやけど、本当は自分が踊らされてる。」

独創性に富んだ作品の数々

村上さんは平成8年に『愛媛あいテレビ酒の器創作展』でのグランプリ受賞をはじめとして、数々の賞を受賞。毎年、全国各地の百貨店やギャラリーでも個展を開催しています。販売の軸となるのは素朴で飾らない普段使いの器で、コップ、ワイングラス、酒器、鉢、皿、花器など。工房横のギャラリーにも展示されており、表面にうっすらと線が入っていたり、デコボコしていたり、大量生産品とは異なる趣があります。他には自分が感じたガラス地の力をテーマにしたバブルラインと呼ばれる一点物や、溶けたガラスの力を表現するために書のスタイルを活用した『ガラスの書』といった芸術性の高い作品に取り組んでいます。

「自分がやってるテーマというのが、溶けたガラスをどうするか。自分がデザインしたものを作るのではなく、溶けたガラスからおのずと作られるような。半分、天の力に作られるような。そういう物を作りたいんですよね。」

お問い合わせ先

名称
吹工房ふきこうぼう
住所
愛媛県伊予郡砥部町五本松885-17
電話番号
089-962-4986
FAX番号
089-962-4986
公式サイト
http://www.fuki.dd3.jp/(外部サイト)

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