野村シルク

野村シルク

のむらしるく

伊勢神宮式年遷宮御用生糸

古くから畜産と養蚕で栄えた町

西予市野村町は『ミルクとシルクのまち』とも呼ばれ、古くから畜産と養蚕で栄えてきました。カイコ(蚕)の繭(まゆ)から生糸(絹糸)を作る養蚕は明治初期に始まり、大正初期には1138戸もの養蚕農家が存在したそうです。中山間地域の野村町で養蚕が普及した理由は、傾斜地を利用した農地の多さ、収益性の高さ、人手などが挙げられます。昭和8年に建設された製糸工場で製造される野村町産の生糸は『カメリア(白椿)』の名で商標登録され、国内外で高い評価を受けました。しかし中国やブラジルなどの外国製品に押され、野村工場は昭和48年をピークに平成6年に閉鎖、現存する養蚕農家は10戸だけです。

平成6年に完成した『西予市野村シルク博物館』は、養蚕の技や歴史を後世に伝えるための施設で、上から見ると繭の形をしています。

世界一高価な糸のブランド力は絶大

養蚕農家はカイコを5月から11月頃まで育て、繭を収穫します。カイコはデリケートな生き物なので、病気にならないように細心の注意を払います。1トンの繭を獲るためには約3900坪の畑が必要で、野村町では年間2.3トンの繭を作っています。

シルク博物館に隣接する『絹織物館』内の製糸所には野村町内の養蚕農家が生産した繭が持ち込まれ、多条操糸機(たじょうそうしき)という機械を駆使して、『野村糸』あるいは『伊予糸』とも呼ばれるカメリアの製造を行っています。最大の特徴は『かさ高』、つまり同じキロ数でも糸が膨らんでいて、光沢があることです。そのブランド力は今も絶大で、能装束の復元にも使われており、伊勢神宮で20年に一度行われる式年遷宮(しきねんせんぐう)の御用生糸でもあります。

お問い合わせ先

名称
西予市野村シルク博物館せいよしのむらしるくはくぶつかん
住所
愛媛県西予市野村町野村8号177-1
電話番号
0894-72-3710
FAX番号
0894-72-3710

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