愛媛の句碑めぐり575

上浮穴郡久万高原町

薬のむさらでも霜の枕かなくすりのむさらでもしものまくらかな

松尾芭蕉マツオバショウ

貞享4年(1687)、芭蕉44歳の句。納経所に面して石垣があり、銀杏の木に並んで句碑がある。碑の裏面にこの句が刻まれている。幽寂な境内はひっそりとして厳か。時が止まったような錯覚におちいる。

句碑データ

住所
菅生2-1173 大宝寺境内
建立年
寛保3年
建立者
小倉志山と大宝寺の斉秀和尚(非石)が芭蕉を追慕して建立

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