北宇和郡松野町
風鈴の空ハ荒星は可りか奈ふうりんのそらはあらぼしばかりかな
芝不器男シバフキオ
青春のロマンあふれる句である。風鈴の向こうに広がる空はさえぎるもののない大きな空。荒星が力強く輝いている。「荒星」は冬の季語であるが、この句から寒々しさは感じらない。風鈴の音に呼応するように明るい輝きを放っている。大正15年、不器男23歳の作。
句碑データ
- 住所
- 大字松丸166-6 松野町スポーツ交流センター横
- 建立年
- 昭和63年3月
- 建立者
- 松野町
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