愛媛の句碑めぐり575

新居浜市

きみを待したよ櫻散る中を歩くきみをまたしたよさくらちるなかをあるく

河東碧梧桐カワヒガシヘキゴトウ

碧梧桐が来訪し、この碑の建つ別子ライン沿いで生まれた句である。建立者の一人である本田三嶺子によると、この時、碧梧桐は数人の俳人と共に集団の一番後ろを歩いていて、桜に見とれていた為に遅れてしまい、思わず口をついて出た言葉(句)の様である、とのこと。句も書も碧梧桐の代表的なものとして有名である。この碑は、子規忌60周年および碧梧桐来遊30周年記念として建立され、六朝風の自筆が刻まれている。

句碑データ

住所
角野新田町3丁目 生子橋東
建立年
昭和36年7月
建立者
碧梧桐句碑建設会 (地元俳句10結社)

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