愛媛の句碑めぐり575

松山市

泉への道後れゆく安けさよいずみへのみちおくれゆくやすけさよ

石田波郷イシダハキョウ

目的地は泉。こんこんと水をたたえた泉は、想像するだけでも涼しい。暑さの中をみんなで泉へ向かっているのだが、人より遅れて行く静けさは、一人の時間の「安けさ」でもある。石田波郷は、人間探求派の一人で昭和を代表する俳人。昭和27年作。胸部疾患に苦しみながらも深く自分の命を見つめた。

句碑データ

住所
神田町4-26 定秀寺
建立年
不明
建立者
定秀寺

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