松山市
濁れる水のなかれつゝ澄むにごれるみずのながれつつすむ
種田山頭火タネダサントウカ
種田山頭火の終焉の地である「一草庵」の、前を流れる樋又川を最晩年に詠んだもの。全てを捨てて死に場所を探してさまよっていた山頭火が身一つでたどり着き、周囲のあふれる温情によって人間らしい生活を手に入れた。自分の人生を水の流れに重ね、求め続けていた透明で平穏な心境を詠んだものだろうか。
句碑データ
- 住所
- 御幸1-455 一草庵
- 建立年
- 平成2年10月
- 建立者
- 鉢の子会
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