愛媛の句碑めぐり575

松山市

十年の汗を道後の温泉尓洗へじゅうねんのあせをどうごのゆにあらえ

正岡子規マサオカシキ

明治29年の作。松山市出身の後輩である小川尚義(明治2年〜昭和22年)が、大学を卒業して帰郷する際に送ったもの。碑は、道後温泉「椿の湯」の男湯湯釜に刻まれている。尚義(なおよし)は、東京帝国大学文科大学(現:東京大学)を卒業し、台北定刻大学教授となった。言語学者として多くの業績を残している。尚義は、俳人・吉野義子の実父である。義子は台北で生まれ、後に母方の伯父・吉野一知の養女となり、松山で育った。道後温泉の宝荘ホテルには、子規と義子の句碑が建っている。ちなみに、「椿の湯」の女湯湯釜には、同じく子規の句、「巡礼の杓に汲みたる椿かな」が刻まれている。

句碑データ

住所
道後湯之町5-6 道後温泉・椿の湯男湯湯釜
建立年
昭和59年10月
建立者
松山市

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