愛媛の句碑めぐり575

松山市

わ可るゝや一鳥啼て雲尓入るわかるるやいっちょうないてくもにいる

夏目漱石ナツメソウセキ

碑には「夏目漱石は、明治28年、ここで英語を教えました。名作『坊っちゃん』は、松山中学校を舞台にして書かれました。四国電電ビル新築にあたり、往時校庭にそびえていたユーカリの一樹をそえて記念碑を建設します。」とある。漱石が愛媛県尋常中学校から熊本の第五高等学校の教授として赴任するため4月11日に松山を離れる前に、松風会会員近藤我観に送った別離の句の1つ。もう1つの句は「永き日やあくびうつして分かれ行く」である。「一鳥啼て雲尓入る」とは、春に北方へ飛ぶ渡り鳥が雲の彼方へ去っていく鳥雲に入(い)るの意。春の季語である。三津の港から、虚子と広島行の船に乗船し、松山を離れた。

句碑データ

住所
一番町4-3-3 NTT西日本愛媛支店
建立年
昭和37年10月
建立者
四国電気通信局

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