愛媛の句碑めぐり575

松山市

寺清水西瓜も見えす秋老いぬてらしみずすいかもみえずあきおいぬ

我見しより久しきひょんの茂哉われみしよりひさしきひょんのしげりかな

正岡子規マサオカシキ

明治28年の作で「散策集」所収。「薬師二句」と前書きがあり、この2句がある。「散策集」では「ひょんの木の実哉」となっており季節は秋だが、後に『寒山落木』で「ひょんの茂哉」として、夏の句としている。建立地の薬師寺は子規が少年時代からなじみ深い場所であったが、現在は西瓜を冷やした池は埋め立てられており、ひょんの木だけが残っている。2句1基の碑。

句碑データ

住所
泉町122 薬師寺
建立年
昭和30年5月
建立者
俊元代 和泉五郎

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