愛媛の句碑めぐり575

今治市

渦汐にふれては消ゆる春の雪うずしおにふれてはきゆるはるのゆき

今井つる女イマイツルジョ

昭和15年3月21日、虚子夫婦を初めて今治市波止浜に迎えた時のもの。女性らしい情に溢れた句である。つる女は俳人高浜虚子の姪で、昭和20年5月から同30年4月まで夫の郷里である波止浜に住んでいた。ここは元来、俳句の盛んな地であったため、つる女の教えを受けた女性が多かった。碑は教えを受けた今井八重らが、公園内の展望台へ登る途中の左側斜面に建立したものである。

句碑データ

住所
波止浜3-6-7 波止浜公園
建立年
昭和39年5月
建立者
今井八重 他

関連する句碑

  • 今治市

    濤音の月日のしだれざくらかな

    篠崎圭介

  • 今治市

    山茶花をうつくしとみてすぐ忘れ

    正岡子規

  • 今治市

    甘茶佛木々能緑遠帯び給ふ

    永田黙泉

  • 今治市

    ものいへは唇寒し秌能風

    松尾芭蕉

  • 今治市

    灯篭の下に思ひの遠かりし

    今井つる女

  • 前から
  • 遠くから
大きな地図をみる

▲ このページの先頭へ戻る