道後温泉は3,000年以上の歴史を誇る日本最古の温泉地

松山市の中心部からほど近く愛媛が誇る観光名所「道後温泉」。
日本最古の温泉として知られその歴史は3,000年以上だとか。聖徳太子や正岡子規、夏目漱石など歴史上有名な人物も数多く入浴している温泉です。
シンボルの道後温泉本館は、現在保存修理工事中で、休憩室のある2階以上は休館していますが、入浴のみ営業を行っています。
一人女子旅などで人気の高い道後温泉ですが、今回は散歩しながら道後を散策できるスポットをご紹介します。
現在、松山市内を走り観光客の目を楽しませている「坊っちゃん列車」。この呼名は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」で主人公が利用したことから、その名前で人々に親しまれるようになったと言われています。
車内は座席・扉・天井・床すべて板張りでまるでタイムスリップしたようなレトロな雰囲気を味わえますよ。
坊っちゃん列車に関する詳しい歴史などが知りたい方は、「坊っちゃん列車ミュージアム(伊予鉄道本社ビル1F)」もオススメ。
伊予鉄道「道後温泉駅」前の放生園(ほうじょうえん)にある「坊っちゃんカラクリ時計」は、1994(平成6)年、道後温泉本館建設100周年を記念して作られた時計台です。
午前8時から午後10時までの間、1時間ごと(下記の期間は30分ごと)に道後温泉らしい音楽とともに、夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場する可愛いキャラクターたちが歓迎してくれます。
カラクリ時計の隣には、足湯もあり、こちらも人気のスポットです。

30分間隔の上映時間
■土・日曜、祝日
■3・4・8・11月(毎日)
■年末年始(12/28〜1/5)
■GW(5/1〜5/5)
道後温泉本館に隣接しており、「道後ハイカラ通り」の愛称で親しまれているこの商店街は、伊予鉄道の路面電車の終点「道後温泉駅」から道後温泉本館を結ぶ、約250mのL字型アーケードです。両側に立ち並ぶ約60軒のお店は、飲食店やお土産店など新しいお店も続々オープンしており、愛媛らしいみかんを使ったスイーツや、坊っちゃん団子など食べ歩きも楽しむことができるスポットです。
店舗の多くは朝9時から夜10時まで営業しており、浴衣姿で明治ロマンを感じながら歩いてみるのも風情がありますね。
有名なご当地グルメといえば、鯛めしですよね。道後温泉周辺にも、鯛めしを味わえるお店がいくつもあります。道後温泉駅より徒歩2分ほどの「丸水」は、「宇和島鯛めし」発祥の地、宇和島市に本店を構える名店です。
鯛めしをはじめ、宇和島の郷土料理の数々を堪能できます。店内は落ち着いた和モダンな雰囲気で、ゆったりと食事を楽しめます。

宇和島鯛めしは、生卵入りのタレに漬けた鯛のお刺身を、薬味とタレと一緒に温かいご飯にかけていただきます。
鯛のモチモチした食感と甘みが濃厚なタレとよく合います。
もちろん器はすべて砥部焼。目で舌で、楽しんでくださいね。
日本最古と言われる道後温泉のシンボル。2019年より、築125年を超える道後温泉本館を未来に受け継ぐ保存修理工事が始まりました。工事期間中は温泉とアートを組み合わせたさまざまな事業を展開することとなっており、この期間しか見られない特別な道後温泉本館を楽しむことができます。

本館に加えて「飛鳥乃湯泉」「椿の湯」の3つの外湯を巡ってみるのもおすすめです。
足湯スポットはいくつかありますが、道後温泉本館南側にある冠山の「空の散歩道」は景色も良くイチオシ。

正岡子規の句碑が設置されており、句に合わせた藤の木も風情があります。

そんな空の散歩道の入り口に、気になる自動販売機を発見!なんと道後温泉のタオルハンカチ。しかもここでしか買えない限定品のよう。足を拭くのにちょうどいいサイズでお土産にもなりますね。
道後温泉本館の東側から南東へ抜ける通りを100mほど進んだところにある「圓満寺」は、恋愛にご利益があると言われており、フォトジェニックなスポットとしてSNSでも話題のお寺です。
仏堂の周りにたくさん結び付けられているカラフルな「お結び玉」。湯玉をモチーフにしているそうで、1個300円で購入することができます。
1.堂内に置かれている赤い箱に300円を入れて、お地蔵様の前に置かれているお結び玉を手に取ります。
2.お結び玉を左手に乗せて、願い事をします。
3.お結び玉を境内に結びます。(持ち帰ってもOKです)
4.御札を1枚持ち帰り、願いが叶ったらお礼参りの際に御札を返納します。

中心部からも近く、コンパクトで散策しやすい道後温泉界隈。歴史を感じながら、新しいお店もたくさんできてきているので、何回訪れても楽しめる観光地のひとつです。写真映えするスポットもたくさんあるので、カメラを持ってでかけてみてはいかがでしょうか。