松山市から日帰りでプチ旅リゾート気分「忽那諸島」

忽那諸島は松山市沖の瀬戸内海に点在する島嶼群で、もっとも面積が大きい中島本島を主島とする、有人9島を含む30以上の島々のことをいいます。
主だった島には松山市からフェリーや高速艇の定期便が出ているため、日帰りでちょっとした離島リゾート気分を楽しむことができます。
一つひとつの島は小さく、それゆえに島の高台に立つと四方を海に囲まれた雄大な眺めを一望できたり、青く透明に輝く海、ドラマティックな夕日、自然がつくり出した絶景、趣のある古い町並み、由緒正しき神社に今も続く伝統的なお祭りなど、魅力がたくさんあります。

ちなみに“忽那”という名称は、戦国時代に活躍した水軍 忽那氏の本拠地があったことに由来しています。
古くからの歴史があり、海上交通の要所として行商人が立ち寄り、風待ち・潮待ちの港として栄えていた島々には、その面影が今に残っているのを見ることもできます。

島ならではの文化や島に暮らす人たちのあたたかい笑顔、穏やかな風景は島の宝。
島には“ここにしかないもの、ここでしかできないこと”がいっぱいあります。
忽那諸島の中で一番大きな有人島の中島と、松山市から一番近い有人島の興居島、そして北条港から約3分で渡れる無人島の鹿島が主なレジャー拠点。
特に中島には宿泊施設やキャンプ場、ビーチなども整っているため、多くのレジャー客が訪れます。

中島最大のビーチは約500mの長い砂浜が続く姫ケ浜海水浴場。
水の透明度が高く波も静かで、小さな子どもと一緒でも安心して楽しめます。
夏の姫ケ浜には「スプラッシュビーチthe中島」という海上アスレチックが登場し、こちらも大人気。
ユラユラ揺れるエアーフロートのトランポリンやスライダー、ジャングルジムの上を走り回るのは楽しくて、大人も子どももみんな夢中!
キャンパーが利用できる水道施設もあり、夏限定にはなりますがバーベキュー用品やテントのレンタルもしてくれます。
ただし食材に関しては、スーパーなども日曜日は閉まっているので、必要なものは予め準備しておきましょう。

ビーチのすぐ側にある「ほしふるテラス姫ケ浜」で、うどんやカレーなどの軽食が食べられるので、そちらを利用してもいいかもです。
予約すれば中島の新鮮な地魚料理や海鮮付きのBBQなど、豪華な料理も食べられます。

中島は「いい魚が釣れる」と釣り人たちからも評価が高く、一年を通してイカやメバル、タイ、アジ、カレイなど、いろいろな種類の魚が釣れるため、釣りにも挑戦してみたいところ。

島は海に囲まれているのでどうしても海のレジャーに注目が集まりがちですが、最近はサイクリングに最適な場所として人気上昇中です。
車が少なくアップダウンも穏やかで、島をぐるっと一周するとちょうどいい距離。
おまけに景色は最高とくればもう…。

自分の自転車を持ち込む人もたくさんいますが、中島港で貸し出してくれるレンタサイクルを利用するのもアリですね。
高浜港からフェリーに乗って約10分で到着する興居島には、琴引鼻や恋人峠などの絶景スポット、夕日が峠や北浦、鷲ヶ巣などの夕日スポットなどの見どころがたくさん。
人工的な構造物がほぼ視界に入ってこない相子ヶ浜海水浴場や鷲ヶ巣海水浴場は、“ありのまま”の自然が美しいビーチでリゾート感たっぷり!
88ヶ所の札所を巡りながら島内を一周する島四国も盛んで、4月の縁日には島内外からたくさんの参拝客が訪れます。
北条港から渡船で渡る鹿島は、その名の通り野生の鹿がたくさんいる島。
お椀を伏せたようなこんもりした形の島の山頂には展望台があって、そこから見る忽那諸島の景色は最高!

渡船で3分という手軽さでキャンプ場施設も充実していることから、夏にはたくさんの海水浴客やキャンパーたちで賑わいます。
さらに釣った魚をそのままキャンプ場で調理して食べる、なんて贅沢な楽しみ方もできるという恵まれた環境です。
津和地島の港には、参勤交代に向かう諸大名を接待するために松山藩のお茶屋があり、現在は「史跡お茶屋跡」の碑が建てられています。
その当時の風情を感じられる周囲の景色もまたこの島独特のもの。
信号も交番もなく、時の流れが止まったような穏やかな雰囲気に包まれています。
「縞売り」という伊予かすりの行商で繁栄した人の豪邸が建ち並んでいたという睦月島の古民家や古い路地のある風景。
愛媛県屈指の釣りスポットとして多くの釣り人が訪れるという怒和島。
昭和47年にナショナルジオグラフィックマガジンで26ページにもわたって“日本古来の美しさを残したパラダイスの島”として詳細に紹介された二神島。

忽那諸島には魅力的な島がたくさんあります。
キャンプ、フィッシング、BBQ、サイクリングなどアウトドアを満喫しながら、ゆったり流れる島時間を楽しみませんか?