三机秋祭り

三机の氏神は八幡神社で、九州の宇佐八幡宮からの勧請といわれます。祭りでは「牛鬼」・「四ツ太鼓」が町内をねり歩き、牛鬼と四つ太鼓の鉢合わせが行われます。そのほか唐獅子や、五ツ鹿踊り、また近隣では比較的珍しい稚児の舞なども行われます。三机は佐田岬半島の伊予灘側の最大の港であり、古くから九州、中国、近畿地方へ向かう船の停泊地として栄えました。江戸時代には宇和島藩主が参勤交代で上方に向う際に宿泊する御仮屋もありました。その関係で、牛鬼や五ツ鹿踊りの面は、宇和島藩主から拝領したものという言い伝えもあります。