瀬戸内しまなみ海道のおすすめビュースポット

大島・伯方島・大三島の展望台と展望公園

展望台がある公園や大きな橋が目の前に見える道の駅など、瀬戸内しまなみ海道の島々に点在するビュースポットの中から5箇所をご紹介します。
世界初の3連つり橋
 しまなみ海道は、今治市から尾道市まで合計10の橋でつながっていますが、中でも最大の見どころは今治側から渡り始めるときに最初に現れる「来島海峡大橋(くるしまかいきょうおおはし)」です。この橋は来島海峡第一大橋から第三大橋まで、三つの巨大なつり橋が連なって構成された世界初の3連つり橋で、主塔の高さは最も高いところで184m、橋の長さは3つあわせて4.1kmもあります。
 また、来島海峡は船の国際航路でもあり、大型の貨物船や客船が航行するため、橋げたの高さ(桁下高)が海面から約70mもあります。この高さゆえ、橋の上からの瀬戸内の眺めは絶景です。車からの景色もすばらしいのですが、自転車道をサイクリングしたときの橋上からの眺めは、まさに海の上を飛んでいるかのようです。まさに、眺めて良し、渡って良し、のおすすめスポットです。
展望スポットランキングで2位に輝く
標高307.8mの亀老山には、来島海峡大橋を一望できるテラスや、隈研吾設計の展望台が設けられています。360度のパノラマがひらける展望台からは、天気がよければ今治市街や遠く石鎚連峰まで見渡せることも。夕景や橋のライトアップが見られる時間帯を狙って訪れる人もいます。旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」では、口コミ評価をもとに集計した「旅好きが選ぶ!日本の展望スポットランキング2017」で2位に輝きました。
キャンプ場や展望台がある公園
遊歩道を歩いて標高232mの山頂へ行くと、水軍の砦をイメージして造られた展望台があります。そこからは村上水軍の城跡が残る史跡「能島」や「鶏小島」などの島々、潮流激しい「船折瀬戸」などが見え、伯方・大島大橋も一望できます。春から秋にかけてオープンする「遠見茶屋」では素晴らしい眺めを楽しみながら食事ができます。キャンプ場もあるので、キャンプをして夕日や朝日など刻々と変わる光景を満喫するというプランもおすすめ。
多々羅大橋や城跡を望む展望台
大三島と生口島(広島県)を結ぶ多々羅大橋の麓、道の駅多々羅しまなみ公園に隣接する展望台。2羽の鳥が羽根を広げているかのような多々羅大橋が目の前に見え、道の駅側に目をやれば「甘崎城跡」や伯方島などが一望できます。春は桜が美しく、桜と斜張橋のコラボ景観が目を楽しませてくれます。夜景スポットとしても人気です。
桜の山の頂で360度のパノラマ眺望
約1000本の桜が咲き誇る花の名所として知られる公園。開山は半島状の山で、標高149mの山頂に木の展望台が設けられています。360度のパノラマ眺望が開け、多々羅大橋、伯方・大島大橋、大三島橋の3つの橋を同時に見ることができます。「見張台」と名付けられた展望所からは南側の景色を、また展望デッキと休憩所からは北側の景色を眺められます。桜の山の先に海と島々見下ろす眺めが特に美しい。
眼下に塩田跡、遠くに上島町の島々
伯方港の北に位置する小高い山に、中世に築城されたという木浦城の居館・城門・望楼などを復元した公園。居館の最上階は展望回廊で、ここからは燧灘の多島美と、眼下に伯方港を挟んで造船所・塩田跡などが見えます。遠くに目をやれば、桜の名所として知られる岩城島の積善山が見え、天気がよければ上島町の魚島まで見渡せます。