#新居浜

東洋のマチュピチュや四国三大祭りがある街「新居浜市(にいはまし)」

山中にたたずむ銅山跡は映画の巨大セットのよう
燧灘(ひうちなだ)に面する新居浜市は、四国有数の工業都市。その発展のもととなったのが、江戸時代前期に開かれた別子(べっし)銅山です。1973年に閉山になるまでの282年間に約70万トンの銅を産出。閉山となった今は、圧倒的な規模の遺跡たちが山中にひっそりとたたずみ、まるでSF映画の舞台のよう。レンガ造りがかもし出す雰囲気は、東洋のマチュピチュと呼ばれることも。
四国三大祭りのひとつ「新居浜太鼓祭り」
毎年10月16日〜18日に行われる「新居浜太鼓祭り」は、「チョーサージャー」「ソーリャ、ソーリャ」という勇壮なかけ声とともに、「太鼓台」と呼ばれる豪華な山車を担ぐ「かきくらべ」が見どころ!四国三大祭りに数えられることもあるお祭りです。「盆正月には帰らなくても、祭りには休みを取って帰ってくる」といわれるほど新居浜っ子の思い入れは強いのだとか。
牛スジ串を鉄板の上で八丁味噌とともにジュワッと焼いた、新居浜のソウルフード・どてやき。そのどてやきのおいしさを、一杯のどんぶりにギュッと込めたご当地どんぶりが「どてやき丼」です。2019年に開催された「ご当地どんぶり選手権新居浜大会」で優勝。トロットロの牛スジと甘辛いタレが、ご飯と魅惑的なほどにマッチング。
●昔ながらの製法を守って銅釜で炊き上げる「別子飴」
主原料の練乳と果汁などを熟練の技で掛け合わせ、銅釜で炊き上げる、昔ながらのソフトキャンディーです。えひめの特産みかん、抹茶、いちご、ココア、ピーナッツの5種類。職人さんの手の温もりが感じられるなつかしい味わいです。
焼きたてはホームラン以上!? 「ヒット焼き」
今川焼きのように餡を生地ではさんで焼いた和菓子です。創業店が昭和31年に新居浜市営球場の近くに開店したとき、「一発逆転のホームランよりも確実なヒットを狙うのが重要」との思いから「ヒット焼き」と名付けたとか。あずきあん、白あんの2種類があります。
伊予柑と砂糖のストレートなおいしさが味わえる「いよ柑漬」
愛媛県の特産である伊予柑の皮に、淡白な甘さを持つ砂糖を無添加で加工したお菓子です。伊予柑の香りとさわやかな苦みが、砂糖の力でギュッと詰まっていて、一口食べれば濃厚な味わいが口の中いっぱいに広がります。伊予柑本来のおいしさが楽しめる銘品です。
島特産の幻の芋「七福芋」と芋焼酎「あんぶん」
新居浜市の沖に浮かぶ大島では、この島の土壌でこそおいしく育つといわれる白いサツマイモ「七福芋」が栽培されています。ねっとりとした食感で甘みが強く、収穫後に貯蔵し、年を越すとさらに甘みがグッと増すとか。その七福芋を原料にした芋焼酎「あんぶん」はフルーティーで、お酒好きな人へのお土産にぴったり。
フワフワの食感とえびの香り!「えび天」
燧灘(ひうちなだ)の豊かな海産物に恵まれた新居浜では、昔から天ぷらといえば「えび天」。体長2〜5cmのじゃこ海老と、瀬戸内の新鮮なハゼやタチウオなどの魚を素材に、特注の豆腐をつなぎにして揚げています。一口頬張れば、口中に広がるエビの香りと豆腐のフワフワ食感が絶妙!