日本庭園と四季の花暦を津島で楽しむ


2024.03.01

日本庭園「南楽園」

宇和島市津島町にある四国最大規模の日本庭園「南楽園(なんらくえん)」
広さ15.3haの敷地は甲子園球場の4倍以上の広さがあり、二つの池を中心に現代造園技術の粋を集めて築かれた「池泉回遊式日本庭園」です。
平成元年には「日本の都市公園百選」に選定され、愛媛県下では松山市城山公園と南楽園が選ばれています。

南楽園は見事な日本庭園だけでなく、四季折々の花暦を楽しめることも魅力のひとつです。
春[3~5月]桜、ツツジ、藤や花菖蒲など
夏[6~9月]フヨウ、サルスベリなど
秋[10~11月]彼岸花、ノジギクなど
冬[12~2月]梅、椿など

合わせて季節のイベントにも注目です!
春・桜まつり
夏・風りん祭り
秋・南楽園観月祭(いもたき)
秋の紅葉が終わると冬場を超えて年明けの冬のイベントへとつながっていきます。

庭園と幸迎橋

入口から少し進むと上池と下池の二つの池を中心に手入れの行き届いた見事な日本庭園があります。
取材は2月上旬の頃の様子です。
四季の彩りが加わった庭は更に趣が増していきます。
園内の中央に架かる「幸迎橋(こうげいはし)」には、12個の擬宝玉(ぎぼうし)のうち、一か所に「出雲大社」のお守りが収められているそうです。
来園の記念と幸運を授かるよう願いを込めて触れてみてはいかがですか。

南楽園のパワースポットはほかにも、万葉の小道にある「希望の石」、海の家の横にある「鯉のモニュメント」がありますよ。

梅まつり

1月下旬~3月上旬に開催される「梅まつり」の様子をダイジェストでお届けします。

幸迎橋を渡り少し進むと「梅の香通り」があります。
古木15種類160本の紅白梅が植えられていて、開花間もない頃から満開の頃まで梅の花や香りを楽しめます。
梅の香通り・2月上旬撮影
太宰府天満宮のご神木としても有名な飛梅の接ぎ木もあります。

梅まつりの期間中には、LEDを使用して梅の花を幻想的にライトアップした「光の梅回廊」が開催されているそうです。
夜の幻想的な世界の色どりに興味が惹かれます。日中の梅の木と和傘のコラボも素敵ですよ。

休憩所で一休み

園内を歩き疲れたら、休憩所で一休み。
梅の季節には「山の家」で春の和を感じる甘いものを楽しめます。

季節の盆栽や苗を購入できる即売所やお土産屋さんも近くにありました。
帰り際に大事そうに苗を抱えて歩く方を見かけ、その嬉しそうな笑顔にこちらまで嬉しくなりました。

総合管理棟休憩所

園内に入ってすぐの管理棟は「町」がテーマ
館内には休憩所のほか、売店や管理事務所があります。

梅まつりの時期は「南楽園の座敷びな」が同時開催で展示されています。
座敷びなは山野の趣を手作りで表現したお雛様の飾りつけでとても華やかです。
地元の保育所園児たちのお雛様たちのコーナーはとても愛らしかったですよ。

地元特産品の実演販売が行われている期間もお見逃しなく。

施設紹介・公式SNS情報

南楽園は松山ICから車で約85分の場所にあります。
最寄りの津島岩松ICからは車で約5分。
今話題になっている南レクオートキャンプ場の手前に位置しています。

南楽園さんでは公式ホームページのほかに各種SNSでの情報発信もされています。
季節のイベントや花の様子をチェックしてみたり、季節ごとのフォトコンテストに応募したりするのはいかがでしょうか。

今回の記事は梅まつりの頃を中心にお届けしていますが、いよ観ネットの南楽園の紹介記事には四季折々の園内の様子が掲載中です。
季節ごとの花やイベントを是非楽しんでみてくださいね♪
 
ひめ旅部の ちょこ☆です

ひめ旅部の ちょこ☆です

愛ある愛媛のみかん農家
農作業の傍ら、カメラを片手にみかん産地やえひめのいいところ探しをライフワークにしています
日々の中にちょこっとみかん色の幸せが届きますように♪

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