カルスト台地のハイキングコースは高低差が少なくて歩きやすい
ハイキングのベストシーズンは6月~7月の初夏。この時期にはあちらこちらで高原植物を観賞することができます。樹齢600年の巨木を見たり、ブナの森を森林浴したり、渓流沿いの遊歩道を散策したりと、個性的なコースが勢ぞろい!樹齢600年!「猪伏の大トチ」を目指すコース
五段高原の北部に広がる「ケヤキ平」は、樹齢200年~600年のケヤキやトチの巨木が観察できる森林スポット。ケヤキ平の駐車場から「猪伏の大トチ」と呼ばれているトチの巨木までは約2kmあり、ゆっくり歩いて約30分のハイキングが楽しめます。遊歩道の途中にはカルスト台地から湧き出る「白亜の湧水」があり、豊かな自然を体感できます。
ブナの原生林の中で森林浴を楽しむコース
大野ヶ原にはブナが育てた豊かな森が広がっています。深いブナの森には往復約3kmの遊歩道が整備されており、安心して森の中を散策できます。新緑の季節の森林浴は、木漏れ日がとても爽やかで抜群の心地よさ。夏には避暑地の雰囲気が味わえ、秋になるとブナの紅葉が鑑賞できます。季節によって違った景色を楽しめるのが魅力のハイキングコースです。
神秘的な自然の彫刻を間近で望むコース
国道440号沿いの「八釜渓谷遊歩道」入口から約1.2km、歩いて約20分の場所では見事な自然の彫刻を望むことができます。柳谷渓谷を流れる川に土砂や小石を含んだ水流が流れ込み、自然現象で生じた甌穴群(おうけつぐん)。大きなものは直径12mにも及び、特別天然記念物に指定されています。その形が釜に似ていることから「八釜の甌穴群」と名付けられました。