道後温泉と一緒にめぐりたい石手寺参拝

ミシュランでも星を獲得

第51番札所にあたる石手寺は、国宝や重要文化財に指定された文化財をはじめ、宝物館、マントラ洞窟、など見ごたえ満載の札所。『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で星1つを獲得し、参拝者だけでなく観光客からも人気を集めています。道後温泉から近くという好立地も魅力のひとつで、愛媛でお遍路デビューするなら、この寺から訪ねてみるのもおすすめです。パワースポットとしても注目を集める石手寺の魅力にクローズアップ!
四国遍路を身近に感じる
石手寺の境内には、1番札所から88番札所までの全札所の土がおいてあり、すべてを触ることで88か所めぐった場合と同じ功徳を積めるといわれています。これは、四国遍路ができない人のために、四国遍路を身近に感じてもらうためのもの。同寺ともゆかりが深く、四国遍路の元祖ともいわれる「衛門三郎」にちなんで、高野山からスタートします。
広大な境内には見ごたえある建造物が!
6万6000㎡の広大な寺域には、本堂や三重塔、護摩堂など重要文化財に指定された建築物が立ち並び、その数は四国遍路の中で屈指を誇ります。代表的なものが、境内前にそびえる二層入母屋造りの仁王門。国宝に指定され、運慶の傑作ともいわれています。また、宝物館にも見ごたえのある文化財がズラリ。約1100点の宝物を収蔵・展示し、拝観料は200円。
「玉の石」は宝物館に展示
創建当時は安養寺と号していたが、892年に「石手寺」と寺名を改名。その名は、衛門三郎再来伝説に由来しているといわれています。衛門三郎とは、四国遍路を最初に行った人物で、死ぬ間際に弘法大師から石を授かりました。その後、この地方の豪族・河野家に生まれた男の子が右手を握ったままに開かず、この寺で祈願すると、衛門三郎の生まれ変わりの証とされる小石が手の平から出てきたといいます。その石は「玉の石」と呼ばれ、宝物館に展示されています。
境内随所でご利益に授かろう
石手寺は愛媛屈指のパワースポットとしても有名。「訶梨帝母天堂(かりていもてんどう)」前にある石は「子宝石」と呼ばれ、お守りとして石を持ち帰ると子宝・安産祈願があるといわれています。ほかにも、仕合せの鐘、再生成就大師などのご利益スポットがあちらこちらに。さらに奥に進むと、お地蔵さんや仏像を安置する長さ160mの洞窟「マントラ洞窟」といった摩訶不思議なスポットも。何度訪れても新しい発見があります。
参拝後は五十一番食堂でやきもちを
石手寺の参道にある「五十一番食堂」では、「やきもち」と呼ばれるおやきが名物。米粉の生地で甘く炊いた餡を包み、表面をパリッと焼いたもので、仕上げに「五一」と書かれた焼き印を押します。一つひとつ丁寧に手作りした、やさしい味わいにファンが多い逸品です。そのほか、石手寺向かいには足湯を備えた和菓子屋などがあり、参拝後の楽しみも充実。
観光と合わせて参拝を楽しもう
石手寺が建つのは、道後温泉から1kmほど離れた場所。昔から参拝客のほかにも、湯治客や観光客の姿も多く、常に賑わいをみせています。参拝後は道後でひと風呂っという寄り道も楽しめます。