お昼ごはんは由緒ある古民家で

白壁の蔵を活用した食事処でゆったりとランチ

母屋のお隣にある白壁の蔵は、農村体験交流館「蔵」として営業しています。大正時代の蔵を在来工法により修復しており、吹き抜けの空間は開放感たっぷり。名物のうどんは、ごぼううどん、梅わかめうどん、肉うどん、天ぷらうどんなど豊富なラインナップ。2階には広間があり、惣川地区や土居家の歴史を今に伝える資料を展示しています。
築190年を数える、四国最大規模の茅葺き木造民家をたずねる
かつて伊予と土佐を結ぶ旧街道の宿場町として栄えた旧惣川村天神地区。この山里に残る庄屋屋敷「土居家」は、文政10年(1827)に建造されました。江戸時代後期の伝統的な建築様式を感じる茅葺木造民家で、四国では最大級の規模と歴史を有しています。
母屋はこの地方の生活様式と軸組建築工法を伝える貴重な歴史遺産として町の有形文化財に指定されており、現在は資料館として内部の見学が可能です(見学無料)。1辺が52センチ、長さ10メートルもある大黒柱や梁・軸組みの構造、意匠を凝らした座敷の欄間、せがい造りなど、伝統的な建築様式が当時のままに残されています。
母屋と渡り廊下でつながる離れの宿泊棟は、明治時代の建築を既存の姿のまま修復したものです。一棟貸しだから、当主になった気分で贅沢ステイ。金閣寺を模したといわれる茶室風の建物で、粋を極めた床の間や茶室、戸袋に見られるこて絵などの意匠が見事。季節の移ろいを感じる庭園を眺めながら、ゆっくりと流れる時間に身を委ねたいものです。夕食では地元の山菜や川魚などを使った料理もいただけます。
<問い合わせ先>
茅葺き民家交流館 土居家
愛媛県西予市野村町惣川1290
電話番号 0894-76-0636
営業時間 資料館9:00〜17:00、蔵(食事処)11:00〜14:00
チェックイン 16:00 チェックアウト10:00
休み 月曜(祝日の場合翌日)
入館料 無料
宿泊料 大人5,000円(1人1部屋利用)、3,000円(2人以上1部屋利用) 小中高生3,000円(1人1部屋利用)、2,000円(2人以上1部屋利用)
駐車場 あり