愛媛のみかんの収穫風景をお届け!~八幡浜市真穴地区~


2025.12.26

愛媛のみかんの季節到来!

毎年、11月・12月になると愛媛のみかん山では、
温州みかんが色づき始め、段々畑にみかん色の水玉模様が広がります。

今回は八幡浜市の真穴地区、我が家の園地での
収穫時期の作業風景をお届けします。

収獲・二度切り

みかんの収穫方法をご紹介します(^^)/

愛媛のみかんは、主に「二度切り」という方法で、果実を一つ一つ丁寧かつ迅速に、人の手で摘み取っています。
収獲の時は収獲専用の「採果鋏(さいかばさみ)」を使います。鋏の刃先は細く少し反った形をしています。
収獲用の採果鋏(さいかばさみ)と採集袋やカゴ

収獲は丁寧にすばやく

「二度切り」をする時は写真①~④
①みかんのヘタより少し上のところを切る。
②手元でもう一度ヘタぎりぎりのところで切る。
③ヘタの部分を手袋で触っても引っかからないようチェック。
④①~③のように鋏で果実に傷をつけないよう注意しながら収穫します。

鋏の音が「パチパチ」「パチパチパチ」と軽快なリズムを刻み、
農家さんや収穫のお手伝いの皆さんがどんどん収穫を進めていきます。

収穫風景

収獲も慣れてくるとみかんを2個、3個と手に持ち、連続で素早く摘み取っていきます。
一つ一つ丁寧に、かつ素早く。

寒い日も暑い日も。大きな樹も小さな樹も。
収穫時期の前半は色づきを見ながら、後半は樹の果実を残すことなく全て収穫します。

一年大切に育てたみかんを全国にお届けするため
みかん農家や産地はフル稼働で頑張ってます!
摘み取ったみかんは収穫袋やカゴに集め、その後、コンテナに移します。
収穫カゴには約8キロ。コンテナには約20キロのみかんが入ります。

愛媛みかんには愛がいっぱい

収獲の時に二度切りするのは、軸が高く残るとぶつかってしまい、他のみかんを傷つけてしまうからです。
皮の薄いみかんを守るためにも、手間を惜しまずに切っています。

みかんを食べる時、
軸の太さやどんな剥き方で食べるかはよく話題になりますが、
ヘタの部分の軸の高さにも、ぜひ注目してみてくださいね。

愛情込めて丁寧に、愛媛のみかんを摘み取ってます。

えひめのみかんのおいしさの理由
Tomiさんの動画紹介

ひめ旅部の部長でもあり、映像監督・映像カメラマンでもあるTomiさんが
「愛媛のみかんが、なぜあれほどおいしく育つのか。
 そして、どんな想いでつくられているのか。」
ということに注目して、素敵な動画を作ってくれました。
ぜひ、添付リンクよりご覧ください。

愛媛県内でも産地や農家さんによって、
みかんの品種や取り組みは様々ですが、
それぞれの想いがこもっています。
愛媛みかんの味を、これからもたくさんの方に味わってもらえると嬉しいです。
ひめ旅の ちょこ☆です♪

ひめ旅の ちょこ☆です♪

愛ある愛媛のみかん農家。
農作業の傍ら、カメラを片手にみかん産地やえひめのいいところ探しをライフワークにしています。
日々の中にちょこっとみかん色の幸せが届きますように♪

◇Instagram
@nijiiromikan11