愛媛名物「鯛めし」3種類を食べ比べ!それぞれの違いとは?
2026.08.19
愛媛の鯛めし、3種類あるんやって
「愛媛の鯛めしって、実は3種類あるんよ。」県外の友達にそう話すと、驚かれることがよくあります。南予の「宇和島鯛めし」、中予の「炊き込み鯛めし」、東予の「洋風焼き鯛めし」。同じ"鯛めし"という名前でも、見た目も食べ方もまったく違います。今回は休みの日に少しずつ巡りながら、3種類の鯛めしを食べ比べてみました。実際に食べ歩いて感じたそれぞれの鯛めしの魅力を紹介します。
本場・宇和島でいただきます
最初に訪れたのは、宇和島市の「宇和島の料理や 有明」さん。今回は「宇和島鯛めし丼」を注文しました。丼なら最初からきれいに盛り付けられた状態で出てくるかも?とそんな期待をしてたんやけど、運ばれてきたのは宇和島鯛めしとほぼ同じスタイル(笑)どうやら盛り付けは自分のセンスに委ねられるようです。。ちゃんと混ぜてご飯にかけたら綺麗に撮るの難しくない??でも味はさすが本場。新鮮な鯛のお刺身を特製のタレと卵にくぐらせ、ご飯と一緒にいただきました。鯛の甘みとタレの旨みが合わさった一杯は、南予ならではの味わい。個人的には3種類の鯛めしの中で一番好きな味でした。
タレにも鯛にも、お店の個性があるんやって
食後にお店の方とお話ししていると、こんなことを教えてくれました。「宇和島鯛めしはお店ごとにタレの味が違うんよ〜。」さらに、有明さんでは「健康真鯛」を使用していることも教えてくれました。お店の方によると、宇和島鯛めしを提供するお店の中ではめずらしい取り組みとのこと。後々調べてみると「愛」あるブランド産品であることを知りました。タレだけでなく、使う鯛にもそれぞれのお店のこだわりが詰まってる素敵なお店でした。ぜひ本場の宇和島でお気に入りの一杯を探して食べ歩いてみてね。
三津浜で味わう、少し特別な鯛めし
次に訪れたのは、松山市三津浜にある「鯛メシ専門・鯛や」さん。宇和島の鯛めしとはまた違う炊き込みタイプの「松山鯛めし」。実家でも食べよったし、地元民が「鯛めし」と聞いてまず思い浮かぶのはきっとこれやろうね。お店へ向かう船渡しに揺られてると、少しずつ旅気分が高まっていきました。お店に入ると畳のある落ち着いた和の空間。窓の外には自然を感じられる景色が広がっとって、料理を待つ時間さえも楽しめるような素敵な空間でした。
味だけじゃない、過ごす時間も楽しめる一杯
価格は少し高めやけど、運ばれてきた鯛めしを味わうと納得。ふっくら炊き上がったご飯には鯛の旨味が染み込み、どこか懐かしさを感じる優しい味わい。実家で食べていた親しみのある鯛めしとはまた違い、専門店だからこそ味わえるちょっとした特別感がありました。途中からは薬味を足してお茶漬けスタイルで味わいました。味だけじゃなくてお店の空間や景色、そこで過ごす時間も含めて楽しめる一杯。「ただ食べるだけやなくて、その場所で味わうことに価値がある」そう感じるお店でした。
東予で生まれた、第三の鯛めし
最後に訪れたのは地元の東予地方。 実は愛媛には、もう一つの鯛めしがあります。それが「東予・洋風焼き鯛めし」。 宇和島のような「刺身の鯛めし」、中予のような「炊き込みの鯛めし」とは違い、焼いた鯛の香ばしさと洋風のアレンジを楽しむ新しいスタイルです。その始まりは、西条市小松の洋食店「マルブン」。現代風に磨き上げられた「五代目鯛めし」は、ご当地グルメのコンテストでグランプリを受賞したことをきっかけに注目を集めました。そこから東予地域の飲食店にも広がり、今ではさまざまなお店で個性豊かな焼き鯛めしを楽しめるようになっています。
焼き真鯛とココナッツスープの出会い
今回訪れたのは「うしろのしょうめんだ〜れ」さん。注文したのは「焼き真鯛ココナッツスープ添え鯛めし」。料理が運ばれてきた時の第一印象は「これが鯛めし?」 でした。これまで食べてきた宇和島鯛めしや松山鯛めしとは見た目も食べ方もまったく違う。焼いた真鯛の香ばしさに、ココナッツスープのまろやかさが加わり、今まで知らなかった鯛めしの楽しみ方に出会いました。
東予鯛めしを広げる、個性豊かなお店たち
東予鯛めしを語る上で欠かせない存在である「マルブン」さん。 洋食店ならではの発想から生まれた焼き鯛めしは、東予の新しい食文化として少しずつ広がっています。何よりおもしろいのは、お店によって見た目も味わいも大きく違うところ。今回紹介した「うしろのしょうめんだ〜れ」さん以外にも、実は5〜6店舗ほど巡ってみました。ピザ風に仕上げたものやグリーンカレーと合わせたものなど各店舗で見た目が全然違うんよ。それでも主役である鯛の美味しさはどのお店も変わらず東予鯛めしの奥深さを感じました。それぞれのお店が工夫を凝らした東予鯛めしがあるけん、まだ食べたことがない方には、一度食べ歩いてお気に入りを見つけてほしいです。
結局、一番好きやったんは…
3種類の鯛めしを巡ってみた結果、個人的な順位はこちら。
・1位 宇和島鯛めし
・2位 松山鯛めし
・3位 東予鯛めし
やっぱり一番心に残ったのは宇和島鯛めし。新鮮な鯛の甘みとお店ごとに違うタレの味わいは、本場・宇和島ならではの魅力やと思った。自分自身が海鮮大好きっていうのもあるけど、松山鯛めしは小さい頃から慣れ親しんだ味やけん、どこかほっとする一杯。そして東予鯛めしは、洋風のアレンジやお店ごとの個性が光る新しい発見のある鯛めしでした。同じ「鯛めし」でも、その土地の風景や人、お店の想いまで一緒に味わえた気がしました。次はあなたのお気に入りの一杯を見つける旅に出てみてね。
・1位 宇和島鯛めし
・2位 松山鯛めし
・3位 東予鯛めし
やっぱり一番心に残ったのは宇和島鯛めし。新鮮な鯛の甘みとお店ごとに違うタレの味わいは、本場・宇和島ならではの魅力やと思った。自分自身が海鮮大好きっていうのもあるけど、松山鯛めしは小さい頃から慣れ親しんだ味やけん、どこかほっとする一杯。そして東予鯛めしは、洋風のアレンジやお店ごとの個性が光る新しい発見のある鯛めしでした。同じ「鯛めし」でも、その土地の風景や人、お店の想いまで一緒に味わえた気がしました。次はあなたのお気に入りの一杯を見つける旅に出てみてね。
ライターの寄り道|熊本で感じた、地域の魅力の伝え方
6月にback numberのライブを見るために熊本へ。せっかく来たけんずっと行ってみたかった杵島岳にも足を運びました。山頂から見た米塚の景色は四国の自然とはまた違うスケール感。抹茶プリンに見える綺麗な米塚を見て、「まだまだ知らない絶景があるんやな」と改めて感じました。ちなみに足の日焼け止めを忘れてしまい、翌日には足が真っ赤に(笑)。旅にはこういう失敗も含めて思い出になる瞬間がありますね。そして熊本で数日を過ごして印象に残ったのが、街のあちこちで見かけるくまモンの存在。空港やお土産、街中の至るところで魅力を発信していました。さらに熊本では、ONE PIECEの銅像やイラストなど、地域全体でコンテンツを活用しているのが印象的でした。「地域の魅力をどう伝えるか」 という視点で見ると、愛媛にも負けない素材がたくさんあります。みかん、道後温泉、今治タオル。愛媛にはすでに全国に誇れるブランドがある。だからこそ、これからは素材そのものの魅力だけでなく、「どう届けるか」という部分も大切なのかもしれません。そんなことを考えながら帰ってきた熊本旅でした。
旅のあとがき
こんにちは、ひめ旅部ライターのしゅんです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。「この景色を残したい。」そんな思いでカメラを始め、今は愛媛を中心に景色や人、イベントを撮影しながら、まだ知られていない愛媛の魅力を写真と言葉で発信しています。
〇今回の1枚:宇和島の郷土料理「太刀魚巻き」
鯛めしを目当てに訪れた宇和島で出会った一品です。旅をしよると目的だったもの以上に心に残る出会いがあることがあります。愛媛には地元民でもまだ知らない景色や郷土料理、文化がたくさんあります。これからも少しずつ巡って、皆さんに紹介していけたら嬉しいです。
〇ライター紹介
愛媛県を中心に活動するフォトグラファー。公式観光プロモーション「ひめ旅部」では絶景だけでなく、その土地に息づく食や文化、人との出会いも大切にしながら愛媛の魅力を発信しています。愛媛の魅力を知り「今度の休みはここへ行ってみよう。」そんな小さな旅のきっかけを写真と言葉で届けられたら嬉しいです。
〇主な撮影機材
・Canon EOS R6 Mark II
・RF24-105mm F2.8、70-200mm F2.8、RF85mm F1.2 ほか