【愛媛県伊予市】豊かな自然に包まれる秦皇山森林公園


2025.08.22

秦皇山から望む360度の大パノラマは、息をのむ絶景!

標高873.6メートルの頂から広がる、360度の大パノラマは圧巻!晴れた日には、東に松山市、西に大洲市付近まで見渡せる絶景が眼下に広がります。敷地内にはキャンプ場やログハウスが整備されており、自然と触れ合いながら、大人も子どもも思い思いにリラックス。心も体ものびのびと過ごせる、特別な時間がここにあります。
(2025年8月現在、展望台は改修中のため入ることができません)

泊まって遊べる!自然満喫の秦皇山森林公園

四季折々の自然美に包まれた、約10haの広大な森林レクリエーション施設。園内には心休まる休養センター、個性豊かなログハウス9棟、家族や仲間と楽しめるバーベキューハウス3棟、さらに全長約70mのグラススキー場も完備。滞在しながら自然と遊ぶ贅沢なひとときを楽しむことができます。

不思議な伝承が語り継がれる秦皇山十一面観音像と衣川

秦皇山の山頂にある十一面観音像は、秦皇山奉賛会によって大切に守られています。毎年4月と8月には縁日が開かれ、市内外から多くの参拝者が訪れるんだそうです。

この場所には、少し不思議な伝説が伝わっています。弘化3年(1846年)、ある修験僧が秦皇山に登って厳しい修行を行い、その後、山を下りた僧は麓の民家で次のように語ります。

「私は霊地を探していたが、この山こそがふさわしい場所とわかり、十一面観音像を祀った。多くの人に伝え、尊いご利益を受けてほしい。また、この山には水がないため、少し下った場所に水がたまる場所をつくっておいた。その水で身を清めてから観音様にお参りするように」と。

その言葉を残すと僧は忽然と姿を消しました。不思議に思った里人が山に登って確かめると、石室の中に観音像が安置されていて、少し下った所には清らかな水と黒い衣がかけられていました。

人々はこの僧を尊い大師として敬い、水たまりの場所を「衣川(ころもがわ)」と名付けたと伝えられています。

「平凡を倖せとして去年今年」森白象句碑

この句は、本名森寛紹、高野山普賢院住職で後に高野山菅長となった人物によるものです。昭和24年(1949年)9月に来町し、日南登岡田宅に宿泊。町内外から多くの人々が集まり、盛大な句会が開かれました。この句は「白象」の代表作とされ、平成5年(1993年)11月には句碑も建立されました。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

ここ秦皇山森林公園は、自然とふれあいながら心も体も癒される、隠れた名避暑地でもあるんです。標高が高く夏でも涼しく過ごせるため、ログハウス内にはエアコンが設置されていないほど。

心も体もリフレッシュできる隠れた名スポット、自然に囲まれた癒しの空間、秦皇山森林公園へぜひ!
 
記事投稿者:かず

記事投稿者:かず

ひめ旅部のかずです。生まれも育ちも愛媛県は伊予市。「伊予の本気」をお届けできるよう県内各地に出没中です。ひめ旅部の記事をきっかけに、カメラを持ってお出かけしていただけると嬉しいです!きっと、あなたの知らない愛媛が待っている?!