奥内薬師堂

おくうちやくしどう

根周り約12ｍ、高さ約30mの見上げるほど巨大な大イチョウは、樹齢700年以上と言われており、愛媛県の指定天然記念物。現在でも秋には黄葉し辺り一面を黄色の世界に染めあげる。
薬師堂の本尊･薬師如来は耳の病を治すご利益があると言われており、古くから多くの人々の信仰を集めている。
大イチョウの陰に寄れば大樹の生命力と息吹が感じられ、何とも言えない安心感を覚える。

弘法大師ゆかりの逆杖のイチョウ

松野町の山間部に佇む薬師如来を本尊とした薬師堂。境内には、弘法大師がこの地を訪れた際にイチョウの杖を大地に突き刺したところ、芽吹いて現在の大樹になったと伝わる弘法大師ゆかりの大イチョウが威風堂々と鎮座しており、のどかな田園風景の中で巨大な笠のように大きく枝を広げた姿はひときわ異彩を放ち、古くから神木として信仰の対象となっている。