【愛媛県内子町】中秋の名月近くに町並みが幻想的になる2日間「八日市観月祭」を歩く
八日市・護国の町並みが幻想的になる2日間
内子町の町並保存地区こと「八日市・護国の町並み」。
江戸時代後期から明治時代にかけて木蝋(和ろうそく)の生産で栄えたこの地域は、一度は廃れてしまったものの現在ではその頃の町並みが復活し、昔なつかしい景色が今も色濃く残っています。
そんな地域ですが、この通りが1年間で最も美しく幻想的な雰囲気になるのが、中秋の名月に合わせて2日間行われる「八日市観月祭」です。
今回はその観月祭の様子をいくつかの写真にまとめて紹介します。
八日市観月祭では、句の書かれた吊り提灯や置き提灯が町並み全域(約600m)にわたって設置されます。
提灯と伝統的な町屋とが相まって、街全体を美しいコントラストで包んでいます。
さて、町並みを歩いていると提灯のライトアップだけでなく様々な催しが行われていました。
古民家の縁側でお琴の演奏会が行われたり、内子町の名産品の一つであるシャインマスカットとそれを使った食べ物が売られていたりと、様々な場所で盛り上がっている様子が見られました。
そして日が暮れて空も真っ暗闇になると、観月祭初日の目玉である「はぜとり踊り(はぜとり唄と踊り)」が始まりました。
前述した和ろうそくの原料となる「はぜ」をとる作業時の唄に、踊りを合わせて町を往復する八日市観月祭の伝統行事です。
小さな子どもたちからご年配の方まで、幅広い年代の方々が一生懸命踊り歩いてました。
また、今回は内子町の地域の方々や愛媛大学の地域文化研究会、関東から移住体験で来ていた大学生たちなどが共同で、月見酒と題してこの2日間限定のお店を開いていたので遊びに行ってきました。
日帰りだったのでお酒はあいにく飲めませんでしたが、名産品のじゃばらを用いたサイダーやおでんなどを楽しく美味しくいただけました。
おわりに
今回初めて八日市観月祭へ行ってきましたが、とても素敵な雰囲気でいっぱいのイベントでした。
しかし、この景色や雰囲気の素晴らしさは実際に見てみないとなかなか伝わらない部分があります。
八日市観月祭は毎年行われていますので、ぜひその目でこの美しい景色をご覧ください。
ライタープロフィール
ひめ旅部のみよしたくまです!
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ひめ旅部のみよしたくまです!
えひめ写活部(写真サークル)の活動なども併せて、県内各地の四季折々の景色を取材して回っています。
フィルムカメラやミラーレス一眼をはじめとした様々なカメラで、スナップやポートレートの撮影をしています。
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