南予の祭りと芸能
内子町川中三島神社の秋祭りには「社切り」(しゃぎり・舎儀利とも書く)と呼ばれる稚児による囃子の行列が見られます。この「しゃぎり」は旧広田村(現砥部町)、伊予市中山町、内子町に見られる祭礼の際に練り歩く行列のことです。川中では鬼を先頭に稚児衣装を着た子どもが拍子木を合図に、太鼓、手拍子、笛を鳴らしながら練り歩き、その後ろに力士、獅子舞、神輿が続きます。江戸時代の享和2(1802)年には始まったと伝えられ、内子町周辺の祭りの特徴を示すものとして注目されています。この川中三島神社以外では、旧小田町中田渡の新田八幡神社の秋祭りにも「しゃぎり」が見られます。
開催期間 | 10月21日 |
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開催場所 | 内子町川中648 川中三島神社 |
お申し込み先電話番号 | 0893-44-2114(内子町教育委員会) |
備考 | 県指定無形民俗文化財 実施団体 日之地社切り保存会 参考文献 愛媛県歴史文化博物館編・発行『愛媛の祭りと芸能』(平成28年) |