愛媛の句碑めぐり575

松山市

朧々ふ免者水也まよひ道おぼろおぼろふめばみずなりまよいみち

小林一茶コバヤシイッサ

寛政7年(1795)の1月、一茶は観音寺を発ち松山へ向かった。十六日桜(じゅうろくにちざくら)を見る目的である。途中、北条に立ち寄った時の句。あてにしていた寺にも泊まれず、道に迷った心細さが「踏めば水なり」から伝わってくる。小林一茶は、江戸後期の俳人。信濃国の生まれ。生涯に2万句近くの作品を残した。

句碑データ

住所
上難波903 最明寺
建立年
昭和38年8月
建立者
有志一同

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