愛媛の句碑めぐり575

西条市

御百度や花より出て花尓入おひゃくどやはなよりいでてはなにいる

小林一茶コバヤシイッサ

寛政7年2月20日、実報寺に桜を見に訪れた後、西条大町の旅籠屋に泊るまでの旅路で訪れた、桜が満開の前神寺(まえがみじ)で詠まれた句である。『寛政七年紀行』には、「神前寺」と書かれている。前神寺は、石鎚山の麓にある四国霊場第64番札所。明治政府による神仏分離政策までは、200mほど西、現在の石鎚神社の位置にあった。碑は、西側参道の中腹、墓地を見守るように建っている。隣には、西条市の俳人・坂田弘子の句碑もある。

句碑データ

住所
洲之内甲1426 前神寺西参道東側
建立年
昭和56年12月
建立者
不明

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