愛媛の句碑めぐり575

松山市

なつかしき父の故郷月もよしなつかしきちちのふるさとつきもよし

高浜年尾タカハマトシオ

一番町の萬翠荘(ばんすいそう)へ向かうゆるやかな坂道の半ばにある。上がり口には、司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』がテーマの「坂の上の雲ミュージアム」があり、この一帯は絶好の散策コース。高浜年尾(明治33年〜昭和54年)は、虚子の長男。名付け親は子規である。虚子の晩年には、俳誌「ホトトギス」を継承主宰。句碑は、「ホトトギス」900号を記念し建立された。萬翠荘の敷地内には萬翠荘が建つ前に虚子の長兄、池内政忠が住んでいたことがあった。また漱石がしばらくの間下宿していた愛松亭もここにあり虚子が訪ねたことも。高浜家にはゆかりの地である。

句碑データ

住所
一番町3丁目3-7 萬翠荘への途中美術館分館
建立年
昭和47年11月
建立者
ホトトギス九百号記念 愛媛ホトトギス会

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