愛媛の句碑めぐり575

今治市

野牡丹散華無常とはかく美しきのぼたんさんげむじょうとはかくうつくしき

富安風生トミヤスフウセイ

散華(さんげ)とは、仏に供養するために花を散布すること。作者の風生は、高浜虚子に師事し、昭和12年逓信次官を退官後は、俳句に没頭した。俳誌「若葉」を主宰し、それを中心に俳句活動を続けた。満願寺は四国曼荼羅霊場第36番、四国三十六不動霊場第21番の札所。境内には金毘羅宮も奉られた神仏混淆(こんこう)の寺院で、地元では“こんぴらさん”の愛称で親しまれている。

句碑データ

住所
朝倉下甲145 満願寺 観音堂前
建立年
昭和56年12月
建立者
不明

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