愛媛の句碑めぐり575

今治市

砂白ろ尓庭燎焚くらむ楠の冬すなしろにていりょうたくらむくすのふゆ

河東碧梧桐カワヒガシヘキゴトウ

句は俳句行脚と称した全国遍歴中、明治43年11月12日に大山祇神社に参拝した際に詠まれたもの。大きな楠に囲まれた境内、身の引き締まるような冬の情景を詠んだ。句中の庭燎(ていりょう)とは、庭で焚くかがり火のこと。特に君主の庭で松明を焚いて、夜中参内の諸臣を照らしたものである。碑の書体は、六朝体(りくちょうたい)と呼ばれる碧梧桐本人の墨跡。

句碑データ

住所
大三島町宮浦5402付近
建立年
昭和58年1月
建立者
大三島教育委員会

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