経典を容器に納め埋めた経塚は、経典をはるか未来まで残すためにつくられたタイムカプセルです。平安時代末期より極楽往生や追善供養のため盛んに営まれるようになり、鎌倉時代にかけて流行しました。本展では、保存修理を行った県内最古の紀年銘をもつ堂ヶ谷経塚出土品を初公開します。さらに初の里帰りとなる松渓経塚出土品や陶磁器としても価値の高い石手寺経塚出土品など、県内各地の経塚出土の名品や埋納された仏教遺物も紹介。経典を埋めるという行為や込められた祈りに注目し、経塚の魅力に迫ります。
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